犬猫の味覚|うちの子の「好き」はどう決まる?
2026/08/26
◾️普段食べているもので「美味しい」は変わる?
まずは私自身の話から。
私は時々、朝にこのフルーツグラノーラを食べます。

ただし牛乳が嫌いなので、使うなら木次牛乳一択(笑)
木次牛乳は日持ちが2〜3日ほどなので使いづらいのですが、
私には乳臭さがほとんど感じられず、これしか飲めない💦
もちろん、majun店舗でお出しするチャイなどにも、
この木次牛乳を16年間使い続けています😊
我が家の犬たちもグラノーラを一緒に食べることがあるので、
先日、買っておこうといつもとは違うスーパーへ。
ところが、
いつも食べているフルーツグラノーラがありませんでした😭
そこで、たくさん陳列されてた
有名メーカーのグラノーラを買ってみることに。
いろんなフルーツが入っていてカラフル。
いつものものよりかなり安い!
「まぁ、一回買ってみよう!」と。
ところが、ひとくち食べてビックリ!(◎_◎;)
私には香りも味もキツく感じて、
人工的な感じもしてしまう💦
残念ながら私には合いませんでした😭
私が普段食べているグラノーラは、
てんさい糖が使われていて、香りもかなり穏やか。
そんなものを普段から食べ、嗅いでいると、
これほど違和感を感じるんだと改めて実感しました。
でも、有名メーカーのこのグラノーラを
美味しいと思って食べている人もたくさんいるはず。
「美味しい」「好き」って、何で決まるのでしょう?

◾️犬猫は人間と「味の感じ方」が違う
もちろん、人間と犬猫では味覚の仕組みは同じではありません。
犬・猫・人間では、舌にある味蕾の数も違えば、
感じ取る味にも違いがあります。
さらに犬猫が「食べたい」と感じる時には、
味だけではなく、嗅覚=香りも大きく関係します。
◾️「チュールは食べるのに、ごはんは食べない」
私は2008年から2025年まで、ペットの食についての講座を開催してきました。
その際、とても多かったご質問が、
「チュールやジャーキーは食べるのに、ドライフードはあまり食べないんです」
「ペットフードから手作りごはんに変えたけど、食べてくれないんです……」
というもの。
そんな時、私はよく、
「体調が悪くて食べられない子は別ですが
普段から香りの強いものを常食している場合、
それと比べて香りの穏やかなものには、
そそられにくいのかもしれません」
とお話ししていました。
例えば、いつもハンバーガーやポテトチップスなど、
味や香りのハッキリしたものを好んで食べている人を
京都の懐石料理に連れて行ったら、
繊細なお出汁や素材そのものの味に、全員が
「めちゃくちゃ美味しい!!」
と大喜びするでしょうか?
「味が薄い」
「物足りない」
と感じる人がいても不思議ではありません。
こういう感じが
犬猫たちが食べない理由の1つにあるかもしれません。
そんな可能性を踏まえ、アドバイスをさせていただくと
「何でも食べてくれるようになりました!」
と、喜んでくださった飼い主さんが何百人もいました(笑)

◾️毎日食べているものが「いつもの味」を作る
私たち生き物は、慣れているものには安心しやすく、
慣れていないものには慎重になることがあります。
毎日食べているものは、少しずつ
「いつもの味」
「いつもの香り」
になっていきます。
つまり常食するものは「慣れ」を作る。
◾️「うちの子はコレが好き!」その前に
「うちの子はコレしか食べない」
「これは喜んで食べる!」
そんな時、もっと食いつきの良いものを探す前に、
普段どんなものを食べている?
どんな香りに慣れている?
おやつはどのくらい?
食事の量は多すぎない?
本当にお腹は空いている?
一度、普段の食生活そのものを見直してみるのも大切ではないでしょうか。
「よく食べる=その子に良い」
「食べない=その子に悪い」
とは限りません。
犬猫が決めた「好きなもの」を与えるだけではなく、
その「好き」は、どんな毎日の中で作られたのか?
今回のグラノーラで、私自身も改めて考えさせられました😊