majun(マジュン)ブログ

ワンランク上のペットの健康知識や、majunの日々の出来事をご案内しています

14年間、歯磨きしてきたのに

      2019/06/28

「14歳で歯が真っ白!」

岡山県から毎週majunに来てくれるワンは
大型犬で14歳と長寿のワンです。

この子の歯はピッカピカ!

 

飼い主さんは1日も欠かさず、歯磨きを
1回30分かけてみがき残しが無いように
歯ブラシも使って磨き上げてきました

にもかかわらず歯茎が腫れ、ついには顔が腫れ
明らかに歯周病の症状。
懸命にケアーをされてましたが歯の表面の話ではなくなっていました。

 

 

「鼻まわりの骨が写らない」

食べることもできなくなって病院に診てもらうと
レントゲンと撮ると、あるべき骨が写っていなく
溶けているんじゃないか・・・とのこと。
口内環境が悪化すると歯周病になる菌などが
炎症を起こした歯の隙間から入り、増殖して侵略。

生きながら骨が溶ける日々・・・
どんなに辛いことでしょう・・・

ですが獣医さん曰く、
「歯石も付いていないのに歯周病なわけがない!」と。

でも歯周病の状態なんですよね・・・

 

 

「人間界とペット界の歯周病の見方の違い」

人間界では歯周病の原因は
・ブラッシング方法の間違い
・噛み合わせ
・歯石
・歯並び
・生活習慣(食事やストレス)

等々が言われていますがペット界では歯周病=歯石。
だから歯石が付かないように!が一般的です。

なぜブラッシングをするのか?

歯みがきをする理由

 

歯石が付かないように歯磨きをするんですか?
細菌が増殖して炎症を起こし、歯周病にならないよう
歯みがきをするんですか?

目的が歯石なのか、身体に害を及ぼす細菌の除去なのか・・・

目的がハッキリすれば
今の自分の選択は合っているか?が判断できます。

この14歳のワンの飼い主さんは
歯ブラシで歯に詰まっているものや歯垢をキレイに落とし、
細菌はタオルで拭いて終了だったようです。
人間のように犬猫はグチュグチュぺーが出来ませんから
口内に細菌は残り、増殖する可能性は高いでしょうね。

ただし体質もあるので全ての子がこうなる!と言うわけではありません。

 

 

「口内細菌を意識したケアー(歯磨き)」

ポイントは都度、細菌を出来る限り排除しておくこと。
その都度のケアーで排除がっできたつもりケアーだと
時間も労力ももったいないです。
歯の表面上の細菌になら私たち飼い主でもアプローチは可能ですが
中に入ってしまった細菌に対しては口腔専門の獣医さんしか無理(◎_◎;)

しかし、体調が悪くなってからだと全身麻酔もできなくなるので
辛い状態の犬猫をただ見守るしか手立てがなくなります。

だからmajunでは毎月の口内ケアー教室
何ともない今のうちに
歯の表面だけなうちに
細菌を意識したケアーをおススメしているんです。

お口の中と体調の問題はリンクしているのかもしれません。
先日、口内環境を改善したワンちゃんは体調不良が改善したようです。

まだまだ、犬猫の口内環境が
いろんな体調不良の原因の1つと言う概念はないかもしれませんが
少なくとも私が見聞きする須崎動物病院の院長は
健康を維持するのに口内環境の改善をアドバイス
されています。

 

口内ケアーは健康維持に対して
食事内容より遥かに大事と私は思っています。

 

ワンニャンの健康を強く願う飼い主さん!

まずは口内ケアー、毎日やってますか?

 

我が家は毎日2回、手抜きの時は1回です(;'∀')
ですが既に口内環境が悪い場合は当然、それ以上が必要でしょうね。

 

やり方をお教えしますので一緒にケアーしましょうね(*^-^*)

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