majun(マジュン)ブログ

ワンランク上のペットの健康知識や、majunの日々の出来事をご案内しています

"ドライフード"から"手作りごはん"への移行

   

ペット食育入門講座でよく聞かれる質問の1つに
「子犬の場合、いつ頃になれば
ドライフードから手作りごはんに切り変えても良いでしょうか?」

自然界を考えれば分かると思いますが
オッパイを飲んでる動物が固形物を食べる場合、
獲ってきた獲物を親が食べ、消化しかけた胃の内容物を吐き戻して、子に与えています。

オッパイがメインだった子はオッパイを消化する腸内細菌がメインですから
オッパイ以外のもの(初めての固形物)が体内に入った場合、
それを消化してくれる腸内細菌が必要なのです😃

その腸内細菌が十分ではない子のために
獲物を吐き戻して既に消化が進んだものを親が与え、
それを繰り返している間に子供の腸内にも必要な腸内細菌が宿り
普通に消化吸収していくという流れです。

もちろん、その過程の中で初めの頃は
スムーズに消化できず下痢をすることもあるでしょうね。

生後2ヶ月で我が家に来たリキは丁度、乳離れをした頃で
ドライフードをふやかしたものから普通のカリカリのフードに切り替えられた時でした。
この頃に手作りごはんを少しずつ、ドライフードに混ぜて与えていましたが
いつも下痢っぽい軟便だった記憶があります(^◇^;)

手作りごはんに精通した獣医師さんにお尋ねすると
「パピーは多くの菌に触れることが少なく、大人より圧倒的に腸内細菌が少ない。
大人の子が手作りごはんに移行するより時間がかかる場合があるのです」

と、いうことから
子犬は成犬より慣れが必要だということですね😃
そういう意味では少量ずつ元々、食べているものに混ぜて与え
これを少しずつ増やしながら繰り返すのがbetter🙆‍♀️
そして食材は、細かくしてよく煮て柔らかく与えるとbetter🙆‍♀️

さて、6ヶ月のメグちゃんと12歳のプリンちゃんの様子は・・・

とても喜んで食べてくれました😃
明日のウンチの状態で混ぜる手作りごはんの量は調整しましょう☝️

蕎麦粉など極度のアレルギーを持つ人や腸内環境が良好じゃない子は除き
何かの食材を与えて便が緩くなったり下痢をしたり
食材がそのまま出てきた!
だからこの食材は犬にはNG!と、言うよりも
腸内環境(腸内細菌)の適応度もあるのかもですね😃

ペットフードのカリカリも手作りごはんも
どちらも安心して食べられる腸内環境を作っておくこと。
そのためには食の正しい基本知識を学んでおくこと。
🔳ペット食育講座


手作りごはんを与えると、カリカリを食べてくれなくなる
との不安をお持ちの方もいますが、それは食べ物の問題ではなく躾の問題です。
躾ができている人に躾を学んでおくこと。
🔳majun流・犬育てレッスン

手作りごはんを与えると、歯石がつくという不安をお持ちの方がいますが
ドライフードを食べている子でも歯石がいっぱいの子はいます。
ドライフードであろうと、手作りごはんであろうと歯磨きは大前提です。
🔳ペットのおうちケア歯磨き教室

飼い主さんが基本のことを教えてあげれば、
もっともっと色んな楽しい美味しい犬生、猫生も過ごせます🎶


明日のmajunメシは『鮭と焼き豆腐のアヒージョ』ですよ🎶


 - 友重のひとりごと