ペットと人の要介護と認知症
2024/10/20
ひと昔前に比べ、現代の日本は医療の発展に伴い
衛生的な環境、そして充分なエネルギー源である食糧も豊富になり
人だけに限らず、ペットの寿命も大きく伸びました。
日本人の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.14歳だそうで
ペット(犬猫)の平均寿命も15歳前後まで伸びているそう😳
まぁ、犬の大きさによって少々の差はありますが。
長生きになっているのは有難いのですが問題となっているのは
人もペットも要介護認定者、認知症の増加です💦
人の場合では要介護認定者は40~64歳では0.4%、
65~69歳では2.9%、加齢とともに急速に高まり、
80~84歳では26.0%、85歳以上では59.5%と
80歳全般で4人に1人 85歳以降では2人に1人介護が必要なのです。

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要支援1
・立ち上がりや歩行などに支えが必要
・家事や動作などの一部で手助けや見守りが必要
要支援2
・要支援1の状態に加えて、片足での立位が困難で、立ち上がりや歩行などにより支えが必要
要介護1
・要支援2の状態に加えて、家事や買い物、金銭管理などの能力がさらに低下する
・認知機能の低下が見られることがある
要介護2
・要介護1の状態に加えて、基本的な日常生活動作で介助が必要
・立ち上がりや歩行が自力ではできないことがある
・認知機能が低下し、これまでできていたことができなくなることがある
要介護3
・要介護2の状態に加えて、日常的に介護が必要
・起き上がりや寝返りが自力ではできないことがある
・認知機能が低下し、目の離せない状態になることがある
要介護4
・要介護3の状態に加えて、常時介護が必要
・排泄、入浴、更衣など日常生活全般に全介助が必要
・認知機能が低下し、意思疎通が困難になることがある
要介護5
・要介護4の状態に加えて、動作能力やコミュニケーション力がさらに低下する
・寝たきりの状態になることもある
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要介護の高齢者のお世話をするには金銭的、時間的の余裕が必要ですが
要介護認定者が増加すると税金が更に上がることが想像できます💦
ペットについても同じく、認知症や要介護状態になると
✔︎ 足腰が弱り、お散歩時間が今までの3倍かかる
✔︎違う場所に排尿排便をし、お掃除や洗濯作業の増加
✔︎ 食べやすい形状の食事を準備する手間やコストの増加
✔︎ 認知症によって昼夜問わず泣き続ける
✔︎ 寝たきりになって下の世話、床ずれを防ぐために姿勢を変える

長生きしてくれるのは私たち飼い主にとって
この上ない親孝行であり、幸せですが
できることなら健康に老いていかせてあげたい・・・
日本獣医生命科学大獣医学部の調査では、
8歳以上の飼い犬の約20%にアルツハイマー病に似た
認知症(認知障害症候群)が疑われる行動がみられることが分かっているそうです。
単純にこのデータでいうなら5頭に1頭の計算になります。
うちの子は大丈夫!と、思えるでしょうか、、、
こういう話をすると
「そんなまだ、なってもいない先のことなのに
悪いことばかりイメージしないで今を楽しもう!」
こんな風に言われることもありますが(^◇^;)
私は、なってもならなくても
どっちに転んでも大丈夫なように備えておきたいのです😊
下記の動画は2019年に亡くなった我が家のアロン君の17歳過ぎの頃。
今11歳のナッキーはまだ6歳ぐらいかな?
高齢になっても健康寿命で普通に過ごせるように
日々の生活に色々取り入れ、大きな病気も一度もなく😊
何でも食べられて元気に過ごしました😊
長生きだけでなく、高齢になっても
自分の足で普通に歩け、自分の耳で普通に聞こえ、
自分の目で普通に見え、何でも食べられ、介護なく過ごせる老後は
人間界でも重要なのではないか?と、ご縁があった日本介護予防協会で学び、
介護予防指導士の資格を取得しました。
はい、人間界の資格です(笑)
人間界でも同じく、悪くなってからじゃなく元気なうちに
知識を得て、ライフスタイルに取り入れることを重要にしていました。
これら人間界の知識と情報を踏まえ、
飼い主の方にも犬猫にも予防対策をお伝えしていくのが
私、majunのお役目かもしれません😊
セミナーは勿論、このblogでも順々にお伝えしていければと思っております😊