訃報のご報告
長らくお世話になってまいりました
須崎動物病院 院長 須崎恭彦先生が2025年9月23日にご逝去されました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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私にとっての須崎先生
須崎先生は、私にとって他に類を見ない存在であり、間違いなく人生のキーパーソンでした。
ペットの病気や健康に関する知識だけではなく、
人生そのものにおいても大切な気づきを数えきれないほどいただきました。
• 妥協するな!基準を高く、最高峰を目指せ
• 物事の上辺に惑わされず、本質を見抜く視点を養え
• 得た知識を自らつなげて考える力を持て
• 言い訳せず、誰もできないくらいの圧倒的な実践
• 本当に得たい目的に100%焦点を合わせる
• 失くすことを恐れない決断力
• …その他数えきれないほど
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最後にお会いした日のこと
最後に診療で先生とお会いしたのは、
今年8月6日〜8月8日のmajunで開催した診療でした。
8月30日は須崎先生のお誕生日だったので毎年、
ちょっとしたお祝いをさせていただいたものです🎂
数年前のランチタイムの際のお祝い動画です。
今回の診療時は食欲がなかったので無しでしたが…
診療が終了して帰り際、スタッフがいつものように
「先生、また2ヶ月後よろしくお願いいたします!」
と声をかけると、先生は決まって笑いながら
「生きてたらね〜」😁
と返されるのがお決まりでした。
しかしその日、先生は初めてその言葉を飲み込まれました。
その瞬間、みんなの胸に得体の知れない不安が広がりました。
車中で先生がふと口にされた言葉――
診療が終了し、先生を乗せてホテルに向かってる際
先生が助手席でポツリと
「僕、ドイツのバイオレゾナンスの本に載ったって言いましたっけ?」
「はい、聞きました!」
しばし沈黙が続いたあと
「やれることはやったかなぁって。
もういいかなぁって…」
凍りつくような張り詰めた空気の中、私は冗談ぽく笑いながら
「先生、そんなところで止まらんといてくださいよー!!💦(笑)
怖いじゃないですか!」
と、笑いで返しました。
先生も「へへっ😁」と、笑ってらっしゃいました。
いろいろ徹底的にやっているのにご自身の体調が
何度も不調に戻ることが、何を示しているのか
十分にご認識されていたのだと、思います。
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最後のやり取り
先生との最後のLINEは9月9日でした。
入院中の先生にご報告すべきか迷いましたが、
先生もご存知の重要な件だったため、LINEでお伝えすると
「今、貧血で馬鹿なことは考えられるのですが、複雑なことがまだ考えられず、退院までお待ちいただけませんか?動かずお待ちください。」
という返信がありました。
これが先生との最後のコンタクトとなりました。
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初めての出逢い
走馬灯のように思い出されるのは、23年前の初めての出逢いです。
須崎先生を知ったのは2002年。
当時、愛犬アロンのアレルギーや慢性疾患に悩み、必死で「良いフード」を探していた頃、
偶然見つけたのが先生のホームページでした。
当時では珍しかった野菜や穀物を取り入れる食事内容以上に、
ホームページの文章力に圧倒されました。
「この人は本当に獣医師?只者じゃない!」
心理学的な視点を交えた説得力のある文章に、従来の獣医師像を覆されました。
「この先生が診ている犬猫の健康は間違いない」――そう直感した瞬間を今も鮮明に覚えています。
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移動式診療の日々
その後ご縁をいただき、2007年からは私の自宅を改装したケージフリーペットホテルで「須崎動物病院 移動式診療」が始まりました。
18年間で年6回、延べ100回ほど。
年間150頭以上、累計で約3000頭の診療を見聞きしました。
診療時間に換算すると約3600時間。
それはまさに「生きた学び」であり、私にとってかけがえのない財産です。
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受け継いだもの
先生の診療を直接拝見することはもう叶いません。
けれど私は、
• 圧倒的な知識を基盤にした「本質を見る視点」
• 問題を解決するための思考の型
• 99%の人が諦めても探求し続ける姿勢
これらを受け継ぎ、
「majun」を通じて次世代へ伝承していきます。
また、先生の診療を受けられた飼い主の皆さまも、
須崎先生から学んだことを是非、日々のケアに
存分に活かし、希望の結果に繋げていただければ幸いです。
もし、私たちmajunでお手伝いできることがありましたら
どうぞお声掛けくださいね😊
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感謝を込めて
20年以上の思い出を振り返ると、良きも悪きも込み上げてきます。
先生の視点はこれからも私の軸であり、道標であり続けるでしょう。
もちろん、お付き合いが20年以上になると
「えーーーー(^◇^;)(^◇^;)(^◇^;)」
といったことも互いに少なくなかったですが💦(笑)
それも含めて私たちは先生が好きでした✨
「死んだらずっと寝れるんです!」
先生はよくそう仰っていました。
須崎先生の人生は56年という長くはない時間でしたが、
人の何生分もの濃い時間を生き抜かれたのではないでしょうか。
ATPの活動が止まるその瞬間まで諦めなかった生き方――
諦めないとは、こういうことだ!を最後まで見せていただきました。
先生に出会えたことで今の私があります。
心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

敬意を込めて「お疲れ様でしたm(_ _)m」
※ご家族のご意向により、
供花やご香典などのお心遣いはどうぞご遠慮ください。