保健所からのペットホテル視察
2017/11/08
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ペットの仕事をしてると来るんですよチェックに。
ただし抜き打ちはナシ。
職員もスケジュールがあるとかで、、、
私たちからすれば
悪質な業者なら職員が来た時だけキレイにするんじゃないの?
と、思うんだけど職員さん曰わく
「そんな人たちは何十頭、何百頭のワンワン吠えまくる声も
強烈な臭いや不衛生で過酷な状態も
慣れてしまって臭いか臭くないか、良いか悪いかすらわからなくなって
悪いという認識がなくなってしまってるんです」って(驚)
majunに来る前の視察場所が近所のブリーダーのとこだったらしく
そこの責任者も同じく全く悪びれる様子もなかったそう…
エアコンすら無い環境に換気もままならない
暑い太陽の日差しを遮るものもなく、糞尿まみれの異臭の環境。
全ての犬が吠えまくり。会話なんて聞こえない…
その後にmajunに来た職員さん。
お預かりスペースに案内すると預かりワンやスタッフ犬たちが
クンクン職員さんをにおいながら見上げる中、
職員さん
「犬の保管場所はどちらですか?」
私
「えっ???
ここですけど…」
職員さん
「いえ、この建物なのはわかりましたけど
犬を預かる場所はどちらですか?」
私
「???
だから、ここですけど??」
この噛み合わない会話の果てに、やっと状況を理解した職員さんは
職員さん
「えっ?????
(指を刺しながら)ここが犬の保管場所ですか?
保管している犬は…
(指を刺しながら)この犬たちですか!?」
動揺しながら通常どおりの質問に戻り…
職員さん
「死体はどこに置いて…ますか…?」
私
「死体は出ないです」
職員さん
「あっ、、、じゃぁ…
糞尿の処理はどうしてますか…?」
私
「糞をしたら直ぐ、そこの水洗トイレに流します。
尿はこのペット用トイレで皆します。
したら直ぐ新しいシーツに変えます」
職員さん
「あっ、犬が決まったトイレでするんですか(汗)
でも他の場所でした時はちゃんと衛生的処理をしてますか?」
私
「(指を刺して)皆、マナーパンツをつけてるので
他の場所に垂らしてしまうことはありません。」
職員さん
「…、、、異臭で近所から苦情が来たりしませんか?
あっ…
来ませんよね、、、
臭いが全くしませんものね、、、
何もいうことはありませんので(汗)これで帰らせてもらいます…」
かなりの衝撃だったようです(笑)
私自身が一緒に寝泊まりしたり、大切にされてる
よそ様のお子さんを預かる環境が
不快な環境より心地良い環境がいいってことを普通にやってたら
ペットホテルとしては想定外になる環境になってたみたい(笑)
ちょうど、ペット食育2級認定講座を受講中の
ペットの健康維持の勉強に来ていた受講生さんたちが
保管場所の視察に参加し、
「この視察でNGな業者は後にどんな指導をされるんですか?ほうっておくんですか?」
と、逆に詰め寄られ気の毒な状態になっておられました(爆)
でも、なんかツライ気分が残りました…
エアコンの効いたショパンなどピアノのBGMの流れる広いスペースで
自由に動き回りながら人間に撫でられて甘えるmajunのワンたちと同じ時間を
全く違う環境下で過ごすワンたちが存在するリアルな事実…
私ができると思え、実際にできること…
まずは目の前のワンたちに幸せになってもらうことかな…
そして、そんな環境下で過ごさせる犬たちを
減らせれるのは消費者である私たち。
もしペットショップやブリーダーから購入するなら
●手に入れる子犬の素性が明確にわかる販売店から購入すること
●曖昧な先からは買わない
●繁殖先がいつでも見学できること
●いかなる理由でも、いつでも見学をさせてくれない先からは買わない
●明確でないショップ、業者からは
その店自体で他のモノも買わない
消費者が選んでくれない、売れなければ
業者も変わらざるをえないからね。
安い高いでペットを買う人が増えれば
業者はコスト削減で更に犬たちにしわ寄せがいくから。
私は、お金を使う場所を意識してます。
ちゃんとしてる店にお金を落とす意識を。